2014/10/1 更新

会社設立のメリット2

借り入れの返済義務がなくなる

事業を行う場合にはどうしても資金を借り入れたり、仕入れに対しての債務が発生してしまうのは避けて通れない道です。この様なリスクを背負ってもしも事業が失敗してしまったら、そのとき出来た負債を支払わなければならなくなってしまいます。誰しも失敗することを考えて事業を興す人はいませんが、なかなかうまくいかないのも現実です。このようなに事業に失敗し大きな額の負債を抱えてしまい、倒産してしまった場合、その後の展開が個人事業者と会社では大きく違います。

まず、違うのは個人事業者で借り入れをしていた場合、仮に1億円として事業に失敗してしまった場合はそのまま1億円の返済義務が発生します。しかし、まったく同じ条件で会社を設立し企業として事業を行っていた場合には、借り入れていた1億円の返済はしなくてもよいのです。

その理由としては、会社は法律上一人の個人として扱われているということです。つまりあくまで会社という1個人がした借り入れであるので、いくらその会社の事業主といえども個人としては全くの他人ということになり、借金もその会社という他人がした借り入れであるので、事業主という個人は返済する義務はないというわけです。

しかし、そんなにうまい話はないというのが世の中というもので、銀行などから会社として借り入れを行うときには事業者は会社の連帯保証人になることを求められます。連帯保証人になるということは、保証人個人が借り入れをしていることと変わりがありませんので結局の所、会社の借金は自分が背負うという立場になってしまうのです。

しかし、このことを知らないと知っているのでは大きく違います。ほとんどの場合連帯保証人になることが求められる借り入れにおいても、それを必要としない機関や制度も存在しているのです。会社として事業を展開する場合にはまず、このような連帯保証人を必要としない借り入れを行うことでリスクを大幅に削減することができるのです。例えば、国民生活金融国庫の”新創業融資制度”は連帯保証人を必要としません。

信用を得ることが出来る

個人で仕事をしている場合よりも、会社を設立して仕事をしている方が、信用度が高いため、スムーズに取引をすることが出来ます。というのも、会社を設立するには一定のコストが必要ですし、法的な手続きを踏んで審査の対象になっているため、下手なことはできないという意識がありますし、何より個人と違って会社には様々な人間が関わっていることが多いため、簡単に責任を放棄できません。このような一般的な意識があるため、個人事業者よりも会社の方が信用して取引が出来るというイメージが生まれているのです。

逆に、個人の事業者は会社ほどの責任がないため、いざとなるといつでも逃げることが出来ます。また大きな事業をやるときには必ずそれ相応のリスクが伴うため個人事業者では手に負えません。そのため個人事業者は大きな仕事が出来ない、またはやっていないというイメージがあるため、経験もあさく見られてしまいがちです。その点、会社ならばある程度のリスクを背負いながらもやっていけるだけの制度があるため、実際は小さい事業しかやっていなくてもイメージ的に優位に立つことが出来るのです。

この信用されるというのは事業取引、ひいては商売ではかなり重要なことで、まずは信用されなければお客さんは来てくれませんし、信用できない企業や個人とは仕事をしたいとは思わないでしょう。もしも発注したものを期間内に挙げることができない、もしくは仕事だったり、という所は信用されませんし、逆に受注側は期限内に料金を払わないということがあってはいけません。このような信用は商売の基本であり、これが欠けると事業は立ちゆかなくなってまいます。そのため、責任をいつでも放棄できる個人事業者と、会社では圧倒的に会社の方が有利なのです。

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